スキンケア

メンズニキビ肌に適切なスキンケアガイド&おすすめ化粧水・乳液

男性は女性と比べて顔の皮脂量が多く、水分が少ないのでニキビができやすいといわれています。

近年は男性も美意識を持った方が増え、メンズ向けのスキンケアやコスメアイテムが充実してきました。

アイテムは増えてきたものの、「スキンケアの仕方がわからない」「どんなアイテムを使えばいいかわからない」などの悩みがあるのではないでしょうか?

この記事では、ニキビができやすい男性に向けて、正しいスキンケアの順番やスキンケアアイテムの使い方について紹介します。

それぞれの肌質に合ったおすすめの化粧水と乳液も紹介しているので、ニキビができやすい男性は参考にしてみてください。

メンズニキビができる理由は?

ニキビができる原因は主に3つです。

  • 過剰な皮脂分泌
  • 毛穴の詰まり
  • アクネ菌の増殖

ニキビができるメカニズムは男性も女性も一緒ですが、男性の肌は女性よりも皮脂を分泌する傾向があります。

これは男性ホルモンによる影響です。

過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、細菌(アクネ菌)の繁殖に適した環境となり、炎症性のニキビが発生します。

また、男性は女性と比べて肌の水分量が半分しかないといわれており、うるおい不足を解消しようと過剰に皮脂が分泌されます。

顔のテカリなどの肌トラブルの原因は、「肌の乾燥」によるものです。

さらに男性は、日常的にシェービングなどの摩擦による肌の刺激もあるので、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしやすいといわれています。

男性も女性と同様、適切なスキンケアを行い、ニキビの改善や予防に努めることが大切です。

メンズニキビ予防におすすめのスキンケアの選び方

スキンケアの重要性を理解したら、次はスキンケアアイテムの選び方を紹介します。

これから紹介するポイントをおさえて、自身に合ったアイテムを選ぶようにしましょう。

肌質に合った商品を選ぶ

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肌質とは、肌の特性や性質のことで、肌質は大きく分けて4つに分類されます

以下の表でそれぞれの特徴を確認し、肌質に合ったおすすめの成分をご紹介します。

自身の肌質に合った成分を含む商品を選ぶようにしましょう。

<メンズ肌質早見表>

肌質特徴選ぶポイントおすすめの成分
普通肌・ニキビができにくい・肌荒れも少ない・冬場のみ乾燥特になし特になし
乾燥肌・肌のごわつきや引っ張られるような感覚がある・カミソリ負けをよくする・粉を拭くことがよくある・保湿成分が入った商品ヒアルロン酸セラミドアミノ酸など
混合肌・顔の額・鼻・アゴにテカリがある・ほほは普通または乾燥している・夕方ごろからベタつく・乾燥する箇所→保湿成分が含むもの
・べたつく箇所→皮脂吸着成分が含むもの
ヒアルロン酸セラミドグリチルレチン酸ビタミンB6など
脂性肌・ニキビができやすい・全体的に顔がベタつく・毛穴の黒ずみが目立つ・オイリーフリーの商品・皮脂吸着成分が入った商品ヒアルロン酸セラミドグリチルレチン酸ビタミンB6など

低刺激な商品を選ぶ

敏感肌やニキビ肌に適した肌への刺激が強い成分が入っていない低刺激の商品を選ぶことをおすすめします。

低刺激である基準として、

  • 無添加
  • アルコールフリー
  • オイルフリー
  • 無香料

などです。

低刺激のスキンケアアイテムは、敏感肌やニキビ肌の方に考慮して作られているので、トラブルの予防や改善につながります。

使い心地のいい商品を選ぶ

自分の肌質に合った成分を含む商品を買ったものの、「肌なじみが悪い」「使い勝手が悪い」など気になることがあると長続きしません

商品を買う前に店頭で試供品やサンプルを使って、使い勝手や質感、香りなどを確認することをおすすめします。

メンズスキンケアの正しい順番

スキンケアは大きく分けて3つの工程があります。

「洗顔→化粧水→乳液」の順番です。

また、スキンケアにはそれぞれ役割があります。

  • 洗顔:汗や皮脂などの汚れを落とすため
  • 化粧水:肌に水分を与え保湿し、皮脂の分泌を防ぐため
  • 乳液:化粧水で与えた水分を肌に閉じ込めるため

このセクションでは、それぞれの役割を詳しく解説したうえで、工程ごとのポイントも紹介します。

スキンケアの正しい順番と使い方を覚えて、美肌をめざしましょう。

洗顔

肌には汗や皮脂、古い角質などの汚れが付着しています

これらの汚れは毛穴を詰まらせ、雑菌が繁殖し、ニキビや肌荒れの原因になります。

洗顔はこれらの汚れを取り除いてターンオーバーを促進するうえで、とても大切な工程です。

1.手を洗い清潔にする

まずは手を洗い清潔な状態にします。

手が汚れていると洗顔フォームを泡立てにくいので、入念な手洗いはとても重要です。

2.ぬるま湯で軽く汚れを落とす

手を清潔にしたら、ぬるま湯で顔の汚れを落とします。

※なぜぬるま湯なのか?

ぬるま湯で洗うと毛穴が開きやすいため、洗顔料の効果が発揮されて毛穴の奥の汚れもきれいに落とせるためです。

3.洗顔フォームを手に取って泡立てる

次は、洗顔フォームを手につけて、手のひらで泡立てます。

<泡立てるときのポイント>

洗顔料は適量2~3cm

→容器などに書かれている適量を確認し、正しい分量を手にとります。

片手をくぼませ少しずつ水を加えながら、もう片方の手で空気を含ませるように泡立てる

→泡立てネットを使うのもおすすめです。

泡の量の目安はレモン1個分程度が目安

→ふわふわした泡ができればOKです。

4.皮脂量の多いTゾーンから洗う

泡立て出来たら、皮脂量の多いTゾーンから順に洗います。

Tゾーンとは、額と鼻をつないだエリアのこと。

Tゾーンに泡を乗せて洗い、頬→目元・口元の順番で洗います。

洗う際はゴシゴシせずにやさしく洗いましょう。ゴシゴシ洗うと摩擦で肌を傷つける可能性があります。

5.ぬるま湯ですすぐ

顔全体を洗えたら、ぬるま湯ですすぎます。

※すすぐ際は、洗顔料を残さないようにしましょう。洗顔料が残っていると毛穴に詰まり、肌荒れの原因となります

化粧水

洗顔をしたら、化粧水をつけます。

化粧水の役割は、「肌に水分を与え保湿し、皮脂の分泌を防ぐ」ためです。

洗顔後の肌は、肌の汚れと一緒に皮脂も洗い流され、乾燥しやすい状態になっています。

肌が乾燥していると、皮脂が分泌され肌荒れの原因になるので、必ず化粧水をつけましょう。

1.清潔なタオルでそっと水気を拭き取る

清潔なタオルで水気を拭き取りましょう。

この時もゴシゴシ拭かないようにしてください。

2.500円玉大ほど適量を手に取る

化粧水を適量手に取ります。

3.手のひらに広げて、体温を使って温める

化粧水を手に取ったあと、手のひらに広げます。

その際に体温で化粧水を温めるようにしましょう

毛穴が広がり浸透しやすくなります。

4.肌になじませる

化粧水を「ほほ→鼻→額→アゴ」の順番で、優しくなじませます。

化粧水をつけた後は、内側から外側へゆっくり伸ばしていきましょう

外側へ伸ばすことで血流がよくなり、化粧水の浸透がよくなります。

乳液

化粧水で顔をなじませたら、乳液を付けます。

乳液の役割は、「化粧水で与えた水分を肌に閉じ込める」ことです。

化粧水の80~90%は「水」で作られています。

そのため、化粧水だけだと水が蒸発してしまい乾燥するので、乳液を使い化粧水で与えた水分を閉じ込める作業が必要です。

1.10円玉ぐらいの乳液を手に取る

10円玉ぐらいの乳液を手に取ります。

あまり多く使いすぎると、テカリの原因になるので注意してください

2.手のひらに広げて、体温を使って温める

化粧水を使うとき同様に、乳液も手のひらで温めてから塗ってください。

3.肌になじませる

ここでも化粧水を使うとき同様に、優しくなじませます。

乳液をつけた後は、内側から外側へゆっくり伸ばしていきましょう。

メンズニキビスキンケアにおすすめの化粧水

このセクションでは、肌質ごとのニキビスキンケアにおすすめの化粧水を紹介します。

紹介する化粧水は、気軽に手に入れやすい市販のものを選びました。

自分に合った化粧水を選んで、スキンケアを継続していきましょう。

乾燥肌におすすめの化粧水

乾燥肌の方で多い悩みは、粉をふく、皮膚が引き締まっている、シワや小じわなどです。

また乾燥によるかゆみや赤みを引き起こすこともあります。

乾燥肌の方は内側のケアも大切ですが、外側からの保湿対策も大切です。

化粧水を選ぶ基準として、保湿成分である「ヒアルロン酸」「セラミド」「アミノ酸」などを含む商品を選ぶようにしましょう。

無印良品 エイジングケア化粧水 高保湿タイプ

出典:エイジングケア化粧水 高保湿タイプ(大容量)

<特徴>

  • 椿、バラ、柚子など10種の天然成分と、ヒアルロン酸、コラーゲンなど7種の機能成分配合
  • 美容液のようなとろみのある使用感

LITS モイストローション

出典:LITS モイストローション|Nature Lab

<特徴>

  • 3種のセラミドと2種のコラーゲンを配合
  • 2種の植物幹細胞由来成分配合
  • 無香料とリラックスハーブの香りがある

混合肌におすすめの化粧水

混合肌の悩みは、一部の肌が乾燥している一方で、Tゾーン(額、鼻、あご)が脂っぽくテカることです。

肌の中で乾燥している部分と皮脂が多い部分があるので、バランスをとるのが難しいといえます。

化粧水は、乾燥している部分におすすめの「ヒアルロン酸」「セラミド」や、皮脂のある部分におすすめの「グリチルレチン酸」「ビタミンB6」などを含む商品を選ぶようにしましょう。

キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水

出典:乾燥肌敏感肌を考えたキュレル|花王

<特徴>

  • 潤い成分(ユーカリエキス)配合

オルビスユー エッセンスローション

出典:オルビスユー エッセンスローション

<特徴>

  • とろみのあるテクスチャ「とろぱしゃローション」
  • うるおいを届けて守るモイストトランスフォーム処方
  • うるおい満タン肌をかなえるディープモイスチャーCPXを配合

脂性肌におすすめの化粧水

脂性肌は、過剰に皮脂分泌される油分の量が多い肌です。

毛穴がひらき皮脂が詰まることで、ニキビができやすい、黒ずみが目立ちやすいといった特徴があります

また脂性肌は2つのタイプがあり、オイリー肌とインナードライ肌に分かれます。

  • オイリー肌:皮脂と水分が多く、テカリがある。
  • インナードライ肌:一見オイリー肌に見えますが、肌の水分が不足している状態のため肌のごわつきや皮ムケが発生するのが特徴。

化粧水を選ぶ基準として、オイリー肌の方は皮脂吸着成分である「グリチルレチン酸」「ビタミンB6」などを含む商品を選びましょう。

反対にインナードライ肌の方は、保湿成分である「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」などを含む商品がおすすめです。

NILE ホワイトローション

出典:NILE ホワイトローション|NILE

<特徴>

  • 防腐剤や添加物もオーガニック成分を採用
  • 保湿成分「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「アロエエキス」を配合
  • エイジングケア成分「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」「シャクヤクエキス」「オウゴンエキス」を配合

ニベアメン オイルコントロールローション

出典:ニベアメン オイルコントロールローション|NIVEA

<特徴>

  • 皮脂吸着成分「セリサイトアパタイト」を配合
  • うるおい成分「ハマメリスエキス」「グリセリン」を配合
  • 爽やかなクールシトラスの香り

メンズニキビスキンケアにおすすめの乳液

このセクションでは、肌質ごとのニキビスキンケアにおすすめの乳液を紹介します。

紹介する乳液は、化粧水同様気軽に手に入れやすい市販のものをチョイスしました。

自分に合った乳液を選んで、スキンケアを継続していきましょう。

乾燥肌におすすめの乳液

乾燥肌の方は、エモリエント効果の高い成分が入った乳液を選ぶのが大切です。

エモリエントとは「柔軟にする」や「やわらげる」といった意味があり、化粧水などの水分の蒸発を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくする作用があります。

エモリエント効果の高い成分の代表例として、「ワセリン」「シア脂」「スクワラン」などです。

しっかりと乾燥を防ぐのであれば、上記の成分が含まれた商品を選ぶようにしましょう。

キュレル 潤浸保湿 乳液

出典:キュレル 潤浸保湿 乳液|花王

<特徴>

  • 肌荒れを防ぐ「消炎剤(有効成分)」配合
  • 潤い成分「セラミド機能成分」「ユーカリエキス」配合
  • 肌になじみやすく、しっとりするのにベタつかない使い心地

イハダ 薬用エマルジョン

出典:イハダ 薬用エマルジョン|資生堂

<特徴>

  • 高精製ワセリン配合
  • 抗肌荒れ有効成分「アラントイン」「グリチルリチン酸塩」配合

混合肌におすすめの乳液

混合肌の方は、皮脂吸着成分「ビタミンB6」を含むものや保湿成分「セラミド」「ヒアルロン酸」を含む乳液を選びましょう。

肌に合わない成分や刺激の強い製品は、避けるようにしてください。肌の状態に応じて、朝と夜のスキンケアをわけることも大切です。

無印良品 敏感肌用 乳液さっぱりタイプ

出典:敏感肌用 乳液さっぱりタイプ|無印良品

<特徴>

  • うるおい&肌保護成分としてグレープフルーツ種子エキス、スベリヒユエキスなどを配合
  • パラベンフリー、アルコールフリー

オルビス クリア モイスチャ― さっぱりタイプ

出典:オルビス クリア モイスチャ― さっぱりタイプ

<特徴>

  • クリア色のさっぱりタイプ
  • 植物性保湿成分「アーティチョークエキス」「エイジツエキス」
  • 5種の和漢植物由来成分+コラーゲン
  • ナノVCショットカプセル

脂性肌におすすめの乳液

脂性肌の方は、皮脂吸着成分「ビタミンB6」を含むものや保湿成分「セラミド」「ヒアルロン酸」を含む乳液を選びましょう。

さらに、ジェルタイプなどの使い心地がさっぱりしたものを選ぶのもおすすめです。

キュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェル

出典:キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル 120ml|花王

<特徴>

  • ベタつき・肌荒れを防ぐ保湿ジェルタイプ
  • ノンオイリー処方
  • 消炎剤(有効成分)配合
  • 潤い成分(ユーカリエキス)配合

ニベアメン スキンコンディショナーバーム

出典:ニベアメン スキンコンディショナーバーム|NIVEA

<特徴>

  • ノンアルコールタイプ
  • ナチュラルグリーンの香り
  • カミツレ花エキス・スクワラン(うるおい成分)配合

正しいスキンケアをしてニキビ肌を卒業しよう!

ニキビができやすい男性に向けて正しいスキンケアの順番や使い方、それぞれの肌質に合ったおすすめの化粧水と乳液を紹介しました。

普段スキンケアをしていない方は、習慣になるまで面倒に思うかもしれません。

ただ、綺麗な肌を手に入れるためにスキンケアは必須なので、正しいやり方を身につけましょう。

ツルツルな肌を手に入れると、自信にもつながります。

また、今回はスキンケア商品を何点か紹介しましたが、店頭で商品の成分表を見て、自分に合った商品を見つけるのもよいでしょう

正しいスキンケアを習慣化して、清潔感溢れる男をめざしましょう。

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