スキンケア

【メンズスキンケア】肌タイプ別スキンケアの方法とおすすめ化粧水を紹介

毎日のスキンケアは、メンズにとっても欠かせない大切な習慣です。綺麗な肌は日常生活でも、周囲に好印象を与えてくれます。しかし、男性の場合、女性ほど日々のスキンケアを心がけていない人が多いかもしれません。

なかには「普段は特にスキンケアをやっていないけれど、始めたほうがいいの?」「必要なのはわかっているけれど、どうやってスキンケアをすればいいのかわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では、メンズにこそスキンケアが必要な理由やスキンケアを行う上で重要になる肌質の見極め方、肌タイプ別のおすすめ化粧水を紹介します。

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メンズにもスキンケアが必要な理由

男性と女性では肌の性質が異なり、男性の肌は女性よりもスキンケアを必要としています。男性の肌は、女性よりも乾燥しやすい上に皮脂が多く、さらに髭剃りなどで荒れやすいため、きちんとスキンケアを行わないと肌トラブルが起こりやすくなります。

メンズにもスキンケアが必要な理由は、大きく以下の3つです。

  • 皮脂が多い
  • 水分量が少ない
  • 髭剃りによる肌荒れが起きる

それぞれについて詳しく説明していきます。

皮脂が多い

男性の肌は皮脂量が多いため、実は女性よりも入念なスキンケアが必要です。メンズの肌は、思春期ごろから皮脂の分泌量が増加していき、成人男性の皮脂量は女性の約2倍といわれています

男性の肌がテカったり、べたついたりしやすいのも皮脂量の多さが原因です。何もせずに放置していると、毛穴の汚れが目立ったり、ニキビや吹き出物などの肌トラブルが起こりやすくなったりしてしまうため、入念なケアを心がけましょう。

水分量が少ない

水分量が少なく、乾燥が起こりやすいのもメンズの肌にスキンケアが求められる理由の1つです。男性の肌は女性と比べ、水分蒸散量が2倍かつ角層の細胞面積が1割程度小さいため、保水力が低く皮膚の水分量は50%以下といわれています

そのため、皮脂量が多いにもかかわらず、見た目はそれほど乾燥しているようには見えません。結果、多くの男性は自分の肌がそれほど乾燥しているとは思っておらず、肌状態が悪いまま放置しているのです。

髭剃りによる肌荒れが起きる

男性の肌が女性の肌と大きく異なるのが、髭剃りによる皮膚への負担です。毎日のシェービングは、メンズの身だしなみとして欠かせない習慣といえます。しかし、カミソリやシェーバーの刃が肌の水分を保護してくれる角層や皮脂膜までを削り取ってしまうため、髭剃りは想像以上に肌に負担をかけます。

特に、髭剃り後にヒリヒリしたり、赤くなったりする「カミソリ負け」は肌が傷ついたり、炎症を起こしたりしている状態のため注意してください。髭剃りの際は、シェービング剤や化粧水・クリームなど、肌への負担を最小限に抑えるケアを心がけましょう。

メンズスキンケアは肌質に合わせる

メンズスキンケアをする際には、肌質(肌タイプ)が重要なポイントになります。肌質とは名前の通り、肌がもっている性質です。メンズ肌にも、水分が少なく乾燥しやすい肌や皮脂量が多くべたつきやすい肌など、さまざまなタイプがあります。「乾燥肌」や「オイリー肌」といった言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。肌質によって適切なスキンケアが変わってくるため、自分の肌がどのタイプにあてはまるかを知ったうえで、肌質に合わせた方法を実践していきましょう。

メンズの肌タイプは、大きく以下の4種類に分かれます。それぞれの特徴を見ながら、どれが自分の肌にあてはまっているかチェックしてみてください。

肌タイプ特徴水分量皮脂量
乾燥肌・皮脂量、水分量ともに少ない。
・肌が乾燥しやすく、いつもカサカサしている。
・カミソリ負けを起こしやすい。
・皮膚が粉を吹いたようになる場合がある。
少ない少ない
脂性肌(オイリー肌)・皮脂量、水分量ともに多い。
・うるおいはあるものの、べたつきやすい。
・ニキビができやすく、毛穴の開きや汚れなども目立ちやすい。
多い多い
混合肌(インナードライ肌)・皮脂量は多いが水分は少ない。
・額や鼻などTゾーンは脂っぽくべたつきやすいが、頬や口周り、フェイスラインは乾燥しやすくカサカサしている。
・朝は乾燥しているのに、夕方ごろになるとべたついてくる。
少ない多い
普通肌・水分量と皮脂量のバランスがよい。
・うるおいはあるものの、冬場だけ乾燥するなど、季節や外部の影響で変化しやすい。
・ほかの肌と比べると肌荒れが起こりにくく、ニキビもできにくい。
多い少ない

自分の肌タイプを理解するのは、メンズスキンケアを行う上で欠かせません。

自分がどの肌タイプにあたるのか、さらに詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。

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メンズにオススメな化粧水をタイプ別に紹介

ここからは、乾燥肌・脂性肌・普通肌・混合肌のそれぞれの肌タイプに向けてメンズのスキンケアにおすすめの化粧水を紹介していきます。ひとくちにスキンケアといっても、化粧水や乳液、美容液など、種類はさまざまです。

なかでも、化粧水はうるおいを与えて、肌の状態を整えるスキンケアの基本となるアイテムといえます。今までスキンケアをしてこなかった人や方法が分からない人は、化粧水を使用したケアからはじめてみてください。

乾燥肌にオススメな化粧水

まずは、乾燥肌におすすめの化粧水から紹介していきます。水分と皮脂の両方が少ないのが乾燥肌の特徴です。皮脂が多すぎるとテカリの原因になりますが、外部の異物から肌を守ったり、水分の蒸散を抑えてうるおいを守ってくれたりする効果をもっています

そのため、乾燥肌のメンズはうるおいを補給するとともに、「グリセリン」や「コラーゲン」「ヒアルロン酸」など、皮脂の不足をカバーしてくれる保湿成分の配合された化粧水を試してみるとよいでしょう。

無印良品 化粧水敏感肌用高保湿タイプ

無印良品から発売されている化粧水で、岩手県釜石市の天然水を使用したスキンケアシリーズの1本です。ビタミンC誘導体を配合しているので、日焼けによるシミ、そばかすの予防効果が期待できます。さらに、チンピやグレープフルーツ種子エキスなど5種類の植物エキスがうるおいを与えて乾燥から守り、透明感のあるしっとりとした肌へと導きます。アルコールやパラベンフリーなど、敏感肌の人にも配慮した設計も特徴です。

ニベアメン アクティブエイジローション

年齢とともに気になり出す乾燥を抑え、肌にいきいきとしたハリ・ツヤをもたらしてくれる、メンズ向けのエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)用化粧水です。肌にうるおいを与えてカサつきを抑えてくれるため、乾燥肌の人にもおすすめです。コエンザイムQ10やヒアルロン酸などのうるおい成分を配合しているので、乾燥による小じわを目立たせなくしてくれます。さらに、ビタミンC(L-アスコルビン酸2-グルコシド)配合で、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果も期待できます。

脂性肌にオススメな化粧水

皮脂量も水分量も多い脂性肌は、べたつきやテカリが出やすいうえ、ニキビや毛穴などの肌トラブルも起こりやすい肌質です。脂性肌の人が化粧水を購入する際は、うるおいを与えつつべたつきを抑えてくれる製品を選びましょう。

脂性肌の人が化粧水を選ぶ際は、以下のような成分が配合されているかがポイントです。

  • 皮脂分泌を抑えて毛穴詰まりやニキビをケアしてくれる成分
  • 肌のうるおいを守ってくれる保湿成分

また、グリチルリチン酸ジカリウムなど、ニキビや肌荒れの予防効果があるものを選ぶのもよいでしょう。

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ニベアメン オイルコントロールローション

花王の男性向けスキンケアブランド「ニベアメン」から発売されている、オイリー肌が気になるメンズ向けの化粧水です。マイカやヒドロキシアパタイト、酸化亜鉛などから成るセリサイトアパタイト(皮脂吸着成分)配合で皮脂によるテカリやべたつきを抑制し、サラサラの肌を長時間持続してくれます。また、ハマメリスエキス・グリセリン(うるおい成分)配合で肌のカサつきも防止してくれるため、髭剃り後のケアにもおすすめです。

ウーノ スキンケアタンク (さっぱり)

皮脂によるテカリやべたつきをブロックし、サラサラな肌をキープしてくれる薬用保湿液です。とろみのあるローションは肌によくなじみ、爽快感を引き立てます。抗炎症成分であるグリチルリチン酸ジカリウムも配合されており、これ1本でニキビや肌荒れなど、メンズのさまざまな肌悩みへの効果が期待できます

混合肌にオススメな化粧水

皮脂量は多いもののうるおいが不足しがちな混合肌は、別名インナードライ肌ともいわれます。また、混合肌は見た目がべたついているため、皮脂をとろうとしてかえって乾燥してしまう場合があり、注意が必要です。化粧水を選ぶ際も皮脂を抑えるだけでなく、しっかりと保湿成分が配合されているかチェックしましょう。

BG(ブチレングリコール)、DPG(ジプロピレングリコール)などの保湿成分はべたつきが少なくさっぱりしているため、混合肌の人におすすめです。ただし、乾燥が進んでいると刺激になる恐れがあるため、アルコールを含む製品は避けたほうがよいかもしれません。

無印良品 化粧水さっぱりタイプ

無印良品から発売されている岩手県釜石市の天然水を使用したスキンケアシリーズの1本で、敏感肌の人向けに作られた化粧水です。BGやDPGのほか、グレープフルーツ種子エキスやスベリヒユエキスなどの保湿成分を配合し、乾燥が気になる肌にさっぱりとしたうるおいを与えてくれます。また、アルコールやパラベンなどを使っておらず、肌への刺激が気になる人にもやさしい設計になっています。

SHISEIDOメン ハイドレーティングローション

資生堂のメンズ向けスキンケアブランド「資生堂メン」から発売されている、肌のべたつきとカサつきの両方を予防できる化粧水です。さっぱりとした使い心地のローションで、過剰な皮脂による肌への負担を防ぎながら、たっぷりとうるおいを与えます。また、保湿成分のダメージディフェンスコンプレックス配合で、乾燥や温度変化から肌を守りつつ肌荒れも防いでくれます

普通肌にオススメな化粧水

もともと肌の水分量と皮脂量のバランスがとれている普通肌は、大きな肌トラブルが起こりにくい肌タイプです。しかし、何もケアしなくてもよいわけではありません。毎日のスキンケアを習慣づけて、健康的な肌をキープしていきましょう。

普通肌の人は過剰なケアが必要ないものの、化粧水を購入する際は保湿成分がきちんと含まれている製品かチェックしてください。また、敏感肌が気になる人は、低刺激のものを選ぶとよいでしょう。

オルビス ミスターローション

ビタミンC誘導体やセラミド疑似成分を配合し、高保湿なのにべたつかず、うるおいとハリをもった清潔感・透明感あふれる肌へと導いてくれる化粧水です。夕方になると出てくる肌のテカリや髭剃り後のヒリヒリ感など、普通肌のメンズでも経験しやすい肌悩みにアプローチしてくれます。アルコールフリーで低刺激のため、敏感肌の人でも使用できます。

BULK HOMME(バルク オム) THE TONER

メンズビューティーブランド「バルクオム」から発売されている化粧水です。皮脂が多く、乾燥しやすい特徴をもつメンズの肌にこだわって作られた製品です。保湿成分のトレハロースとサラサラ感を導く出雲玉造温泉水を配合し、肌にきちんとうるおいを与えながら、心地よい使用感を実現しています。また、リンゴ果実培養細胞エキス(保湿・整肌)やグリセリルグルコシド(保湿)や加水分解シルク(保湿)など、希少な美容成分も配合しています。

メンズの肌にはスキンケアが必須!自分に合った化粧水を選ぼう

メンズの肌は皮脂量が多く乾燥しやすいうえ、髭剃りなどを行うため、肌への負担やダメージがかかりやすく、毎日のスキンケアが欠かせません。

  • 男性の肌は女性と比べて皮脂量が多く、水分量が少ない傾向にあるため、べたつきやすく、乾燥しやすい。さらに毎日の髭剃りでもダメージを受けやすい。
  • 男性の肌タイプは、乾燥肌、脂性肌、混合肌、普通肌の4種類がある。スキンケアをするときは自分の肌タイプを確認するのが大切。
  • 化粧水を選ぶ際は、乾燥肌なら保湿、脂性肌なら皮脂分泌抑制+保湿など、自分の肌質に合った製品を選ぶ。

化粧水はスキンケアの基本といえるアイテムのため、ぜひ毎日の習慣に取り入れていきましょう。また、さらにワンランク上のケアを行いたい人は、乳液や美容液なども合わせて使用してみてください。

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