「保湿をしたいけれど、やり方がわからない」という方は多いのではないでしょうか。
肌が荒れやすい男性こそ、しっかりと潤いを与えることで、乾燥のない透明感のある肌を作れます。
そこで本記事では、男性向けに保湿ケアの基本のやり方や、保湿するタイミングについて解説します。
知っておくと便利な保湿ケアアイテムも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
メンズに保湿ケアが必要な理由
男性に保湿ケアが必要な理由は、肌の水分量が低く、肌荒れしやすいからです。
男性は女性に比べて皮脂の分泌量が多いものの、水分量は低く、肌が厚いのが特徴です。
したがって、男性の肌はべたつきやすいですが、乾燥を感じにくくなっています。
さらに、ヒゲ剃りによって肌の表面を傷つけてしまい、細菌が入って炎症を起こすこともあります。
そのような肌を保湿ケアせずにそのままにしておくと、肌荒れを繰り返してしまうこともあるのです。
そのため、男性こそしっかりと保湿することで、綺麗な肌を作っていくことが可能です。
【メンズの保湿ケア】基本のやり方とコツ
保湿するために化粧水をつけた方がいいことは、ご存知の男性も多いと思います。
しかし、どのようにしてつけたらいいのか、他の方法があるのかなど、保湿に関してわからないこともあるでしょう。
そこでここでは、メンズ向けに保湿ケアの基本のやり方とコツを紹介します。
STEP1|洗顔
保湿ケアをするために、まずは洗顔をしましょう。
余分な皮脂や目に見えないホコリなどが顔に付いたままでは、ケアをしても保湿効果が半減することもあります。
- 皮脂を落としすぎないよう、ぬるま湯で顔を洗う。
- 石けんや洗顔料に少量の水を足し、空気を含ませるように泡立てる。
- おでこと鼻に泡を乗せて、肌を擦らないようにやさしく顔を洗う。
- 頬や口周り、目の周りも同様に洗う。
- すすぎ残しがないように、ぬるま湯でしっかりと洗い流す。
- 顔をゴシゴシと擦らないように、タオルでやさしく拭く。
しっかりと泡立てないと、肌への摩擦となって、肌トラブルの原因になることもあります。
手で泡立てるのが難しい場合は、泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使用すると、もっちりとした泡が立ちます。
STEP2|化粧水
化粧水は肌に水分を与えることで潤いを保ち、乾燥を防ぐことができます。
- 洗顔後、500円玉大の化粧水を出して、手のひらに広げる。
- 頬やおでこを中心に化粧水をつける。
- 鼻や口周りなど細かい部分にも馴染ませる。
- 余った化粧水を首にもつける。
- 手のひらで顔を包み込むようにして、化粧水を浸透させる。
- 保湿が足りないようであれば、もう一度繰り返す。
化粧水は面積の大きい頬やおでこからつけると、馴染ませやすいです。
肌を擦らないように、手のひらを少しずつ移動させながら、化粧水を浸透させましょう。
肌が手のひらに吸い付くようになったら、水分がしっかり入っています。
STEP3|乳液
乳液は肌に水分と油分を与えることや、肌をやわらかくすることができます。
また、化粧水で入れた水分を油分でフタをして、水分蒸発を防ぐことも可能です。
- 化粧水をつけた後、10円玉大の乳液を出して手のひらに広げる。
- 頬やおでこを中心に乳液をつける。
- 鼻や口周りなどにも同様につける。
- 余った乳液を首にもつける。
- 手のひらで顔を包み込むようにして、乳液を密着させる。
- 乾燥しやすい目元やあご、頬の保湿が足りないようであれば、少量の乳液を足す。
洗顔や化粧水と同様、乳液も肌を擦らないように、手のひらを少しずつ移動させながらつけます。
スキンケアを化粧水のみにする男性もいますが、乳液をつけることで保湿力が高まります。
メンズの保湿ケアのタイミング
スキンケアをしている男性の中には、「なんとなく化粧水をつけている」という方も多いのではないでしょうか。
保湿ケアは、適切なタイミングで行うことで、潤いなどの効果を感じやすくなります。
ここでは、メンズ向けに保湿ケアのタイミングを解説します。
洗顔後と入浴後
保湿ケアは、洗顔後と入浴後すぐに行いましょう。
顔を洗うと余分な皮脂が落ちるため、とても乾燥しやすく、刺激を受けやすい状態になります。
そのため、洗顔後すぐに保湿ケアするのと、しばらく時間が経ってから保湿ケアするのでは、潤いの効果に差が出やすいのです。
洗顔後や入浴後、タオルで顔を拭いたらすぐに化粧水をつけて、保湿ケアをしましょう。
日中の乾燥が気になったとき
日中に「顔がつっぱる」「鏡を見たら粉がふいていた」という経験はありませんか。
朝と夜にしっかりと保湿ケアをしても、空気が乾燥していたり、肌のコンディションが悪かったりすると肌は乾燥します。
そのため、肌の乾燥が気になったときに保湿ケアをするのも方法のひとつです。
保湿ケアのアイテムには、日中用のものも多くあり、ミストタイプの化粧水や、スティックタイプの美容液が便利です。
知っておくと便利な保湿ケアアイテム
基本の保湿ケアアイテムである化粧水や乳液以外にも、肌をきれいにするためのアイテムがあります。
ここでは、メンズが知っておくと便利な保湿ケアアイテムを紹介します。
ケアが面倒くさいときは「オールインワン」
化粧水や乳液をつけるのが面倒くさい方は、オールインワンの保湿ケアアイテムが向いています。
オールインワンの保湿ケアとは、化粧水や乳液、美容液などが1つになったアイテムです。
ジェルタイプやクリームタイプなど、さまざまな種類があり、しっかりと保湿できます。
そのため、「保湿ケアの時間短縮をしたい」「手間を掛けたくない」という方は、オールインワンがよいでしょう。
保湿が足りないときは「美容液」
化粧水や乳液だけだと乾燥してしまう方は、美容液をプラスするものおすすめです。
美容液とは、特定の肌のお悩みに対して、集中的にケアできるアイテムです。
化粧水と乳液にプラスアルファーとして使用することで、保湿力が高まります。
美容液には、さまざまな種類がありますが、保湿ケアをするときは保湿美容液と記載のあるものを選びましょう。
週に1度のスペシャルケアは「フェイスパック」
いつもの保湿ケアにプラスして、さらに肌に潤いを与えたい場合はフェイスパックを使用しましょう。
フェイスパックとは、顔型の不織布にうるおい成分が含まれているものです。
顔にフェイスパックをつけて、10分程度そのままにしておくだけで、美容効果が期待できます。
週に1度のスペシャルケアとして使用するのもおすすめです。
メンズの保湿ケアのポイント
化粧水や乳液などスキンケアでの保湿も大切ですが、それだけでなく体の内側からアプローチすることや、肌の外側から守ることも必要です。
ここでは、メンズの保湿ケアのポイントを紹介します。
紫外線対策をする
保湿ケアのためには、しっかりと紫外線対策をするのがポイントです。
紫外線を浴びると、肌が炎症を起こしてしまい、水分が保てなくなります。
また、肌が黒く日焼けしていなくても、紫外線を受けると肌にダメージが加わります。
そのため、毎日日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
「日焼け止めを塗るのが面倒くさい」「ベタベタするのが苦手」という方は、スプレータイプの日焼け止めがおすすめです。
手に出さずに塗れて、サラッとしやすいので男性にも向いています。
食生活や睡眠も重要
肌の保湿のためには、毎日の食生活や睡眠も重要です。
バランスの整った食事は、健康的な肌を作るために欠かせません。
特に肌のためには、以下の成分が大切です。
- タンパク質:肉類・魚介類・大豆製品
- ビタミンB2:野菜・果実
- ビタミンB6:赤みの魚・ささみ
- 必須脂肪酸:さんま・あじ・エゴマ油・アマニ油
また、十分な睡眠を取ることで、成長ホルモンが分泌されて、日中受けた肌ダメージを回復できます。
成長ホルモンは寝入り初めに分泌されるので、寝る前はリラックスできるように工夫しましょう。
しっかり水分補給する
肌の保湿のために、しっかりと水分をとることも大切です。
成人の体の約6割は水分が含まれており、健康のためには水分が欠かせません。
水分をとることで、細胞が水分を蓄えやすくなり、血流もよくなります。
血流がよくなると、肌への栄養や酸素が届きやすくなり、きれいな肌が作られます。
一方で、一気に水分をとると体に負担がかかるので、少しずつ飲むようにしましょう。
乾燥しやすい時期は加湿器を使う
乾燥しやすい時期は加湿器を使って、湿度を高くするのも保湿ケアにつながります。
特に12月から2月頃は空気が乾燥しやすいため、肌のコンディションが乱れやすいです。
加湿器がない場合は、室内に洗濯ものを干したり、コップに水を入れておくのも方法のひとつです。
メンズも保湿ケアをして潤いのある肌をめざそう!
本記事では、男性向けに保湿ケアのやり方について解説しましたがいかがでしたか。
男性は女性に比べると水分量が少ないことや、ヒゲ剃りでの肌ダメージがあるため、しっかりと保湿ケアすることが大切です。
やさしく洗顔し、化粧水で水分を与えて、乳液で乾燥しないようフタをすることで、清潔感のある綺麗な肌を作れます。
ぜひメンズも保湿ケアを取り入れて、潤いのある肌をめざしましょう。