ベタつきやテカリに悩まされるのは、もともとメンズの皮脂分泌量が多いから。とはいえ、洗顔後すぐにベタついたり、汚れ落ちがよくないと感じるなら、一度洗顔料を見直してみてはいかがでしょうか。
今回は、オイリー肌（脂性肌）におすすめの洗顔料を紹介します。洗顔料の選び方や使い方、ベタつき、テカリのケア方法なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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オイリー肌（脂性肌）とは？
オイリー肌（脂性肌）とは一般的に、皮脂と水分の量が多い肌のことを指します。つまり、潤いと皮脂分泌の両方が多い肌のことです。
毛穴が開いて目立ちやすく、ニキビなどの皮脂によるトラブルを起こしやすい肌質です。
しかし、メンズの肌はもともと皮脂量が多く、水分量が少ないのが特徴です。そのため、メンズのオイリー肌（脂性肌）のケアは、過剰な皮脂分泌を抑えながら、保湿を十分に行うことが不可欠といえます。
オイリ―肌（脂性肌）メンズ向け洗顔料の選び方
過剰に分泌された皮脂を取り除くためには、洗浄力が高めの洗顔料を選ぶ必要があります。肌に必要な潤いは残しながら、汚れを効果的に除去できるアイテムを選びましょう。
適切な洗顔料選びのために、以下に3つのポイントをまとめました。
洗浄力が高めのものを選ぶ
一般的に、弱アルカリ性の洗浄剤は洗浄力が高めです。特に石けんは洗浄力が高く、チューブやポンプ入りのものでも、石けんと同じ成分が含まれていれば同様となります。
成分表示は「カリ石けん素地」「石けん素地」「ミリスチン酸」「ラウリン酸」「パーム核脂肪酸」など。
そのほか、吸着成分である「炭」や「泥」をプラスして、毛穴の奥の汚れにまでアプローチするものもあります。
保湿成分配合のものを選ぶ
洗浄力が高いと、洗顔後にツッパリ感が出ることも。乾燥を招いてしまわないように、保湿成分を配合しているものを選びましょう。主な保湿成分は、「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などが挙げられます。
また、オーガニック系の洗顔料では、オリーブ油や植物エキスなどの天然素材を保湿剤として配合したものもあります。
価格で選ぶ
毎日使う洗顔料だからこそ、続けやすくて購入しやすい価格は見逃せません。ブランドで選ぶのか、ドラッグストアなどの市販品を選ぶのか、通販にするのか、購入方法でも価格は変わってくるでしょう。
公式サイトなどでは、低価格で試せるトライアルセットを販売していることもあります。
「肌に合うか心配」「商品のよさを確かめてみたい」という慎重派の方は、一度試してからの検討も可能なので、無理のない自分に合った方法を選んでみましょう。
オイリー肌（脂性肌）メンズ向け洗顔料の使い方
洗顔は、肌を清潔に保つためにとても大切なステップです。洗顔料を正しく使うことで、より満足度の高い洗い上がりが期待できます。「洗ってもすぐにテカる」「毛穴の汚れがなかなか落ちない」と悩んでいる方は、洗顔方法を見直してみましょう。
以下に、洗顔で気をつけるべきポイントをまとめました。毎日の洗顔ルーティンに取り入れてみてくださいね。
しっかりと泡立てる
洗顔料は、泡で汚れを浮かせて落とすことを前提に作られています。洗顔の効果が最大限発揮できるように、しっかりと泡立てましょう。
理想はホイップクリームのような泡で、泡立てるのが難しいなら泡立てネットの利用もおすすめです。
ただし、アイテムによっては泡立たないタイプや、泡立ちを抑えた低発泡の洗顔料もあるので、使い方をよく確認してみてください。
こすりすぎない
肌をこすりすぎると、摩擦による刺激が原因でトラブルが起こりやすくなります。肌を余計に動かすことによるシワや、摩擦でメラニンが発生してシミの原因にもなりかねません。洗顔は泡で汚れを落とすため、軽くなでるように優しく行いましょう。
洗顔後も同様に、タオルで肌をゴシゴシこすらないように気をつけてください。タオルは顔に軽く押さえながら、繊維に水分を吸収させるようなイメージで拭き取りましょう。
何度も洗顔しない
テカリ・ベタつきが気になるからといって、何度も洗顔するのは肌の負担になります。洗顔で皮脂を落としすぎると分泌がさらに活発になり、テカリを繰り返してしまうのです。
一日の洗顔回数は、朝・晩の2回が目安です。日中のスポーツ後や作業後に汗をかいた場合は、洗顔料は使わず、水かぬるま湯だけで流しましょう。
ほかにも、蒸しタオルで顔を拭いたり、ウエットティッシュを使う方法もあります。
洗い流すときはぬるま湯がおすすめ
例えば、食後にお皿を洗うとき、お湯で洗うと油汚れが落ちやすいですよね。肌の場合もそれと同じ原理で、ぬるま湯で洗顔すると皮脂や汚れが落ちやすくなります。
ただし、食器洗いとは異なり肌の場合は温度が高すぎるのと負担になるので、人肌くらいの温度が最適です。顔にお湯をつけたときに、「少しぬるいな」と感じるくらいを目安にしてみてください。
洗顔後はしっかり保湿
洗顔は皮脂が取り除かれると同時に、肌の水分も奪われます。洗顔後の足りない水分を補い、水分と皮脂のバランスを整えるための保湿はとても大切なプロセス。化粧水で水分を与え、仕上げに乳液で整えましょう。
アイテムをたくさん揃えたくないなら、オールインワンタイプもおすすめ。使用する際は、ベタつかない程度の量を顔全体に丁寧に塗り伸ばすのがコツです。
オイリー肌（脂性肌）のメンズにおすすめの洗顔料5選を紹介
今回は、店舗でも購入できる市販の洗顔料に絞り、5つの洗顔料を紹介します。とくに、お悩みや目的別に、毛穴ケア・うるおいキープ・爽快感・ニキビケア・ざらつきにアプローチできるものをピックアップしました。
自分の肌状態や悩みと照らし合わせながら参考にしてみてください。
ニベアメン フェイスウォッシュ フレッシュ
出典：amazon ニベアメン フェイスウォッシュフレッシュ
皮脂吸着に優れたセリサイトアパタイトを配合し、肌に張り付いたガンコな皮脂もスッキリ落とす逸品。メンソールが爽快感を与え、ギトギトな不快感を気持ちよくリフレッシュさせてくれます。
オイリー肌に悩む幅広い年齢層におすすめで、ドラッグストアなどですぐに手に入りやすいのも魅力。
価格も1000円以下なので、費用を抑えながら長く使い続けたい方には見逃せないアイテムです。
ロゼット 洗顔パスタ アクネクリア【医薬部外品】
出典：amazon ロゼット【医薬部外品】洗顔パスタ アクネクリア
ニキビや肌荒れが気になるメンズへおすすめの医薬部外品です。炎症を予防するグリチルレチン酸ステアリルと、植物エキスの保湿成分配合で、潤いをキープしながら肌荒れを防ぎます。
また、2種類の泥（海泥・ガスール）が毛穴に詰まった皮脂や汚れにアプローチ。スペシャルケアとして泡パックもできるので、顔全体はもちろん、小鼻周りの部分パックにも使用できます。
ZIGEN フェイスウォッシュ
コンニャク由来のスクラブ（マンナンスクラブ）配合の、泡立てないジェルタイプの洗顔料です。スクラブで古い角質を穏やかに取り除き、滑らかな肌をめざします。
ほかにも、アミノ酸やミネラルを贅沢に配合し、メンズのデリケートな肌を徹底的にケアする優秀なアイテムです。
ただし、スクラブ入りの洗顔料は、ゴシゴシと力を入れて洗うと肌を痛めてしまうので厳禁。また、洗顔中はスクラブが目に入らないように注意しましょう。
ファンケル メン フェイスウォッシュ
ワンプッシュで泡が出て、シェービングフォームにも使える、忙しい朝に便利なアイテムです。メンズの肌ストレスのために、独自の無添加処方にこだわり、防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤フリーなのが特徴。
特定の成分が合わない方や、低刺激のアイテムがほしい方におすすめです。
オルビス ミスター フォーミングウォッシュ【医薬部外品】
出典：amazon 医薬部外品】オルビス ミスター フォーミングウォッシュ
2023年3月にリニューアル発売され、洗顔料・シェービングフォーム・先行美容液の、1本3役の機能があります。毛穴のサイズよりも小さいモロッコ溶岩クレイが皮脂を吸着し、細かい汚れにまでアプローチ。
また、次に使うアイテムの浸透をよくするための保湿成分を配合し、スキンケアの工程に配慮した親切設計です。
皮脂・毛穴・乾燥・肌荒れ予防までメンズの悩みにアプローチしており、さまざまなニーズへの期待が高まります。
肌タイプに合った洗顔料を選んで適切な皮脂のケアと保湿をしよう
オイリー肌（脂性肌）向け洗顔料は、配合される成分によって洗浄力や保湿の度合いが変わり、仕上がりを左右します。洗顔料は悩みや目的に合わせたものや、肌に負担をかけずに気持ちよく洗えるものを選びましょう。
また、皮脂の取り過ぎ、洗いすぎに注意して、洗顔後の保湿を忘れないことも重要です。
水分と油分のバランスをとりながら、過剰な皮脂は抑えられるような肌コンディションをめざしましょう。
