近年、若い世代を中心に注目を集めているメンズメイク。
「メイクをしてみたいけど、周りにどう思われるか心配」「化粧をしているけど、変に思われていないか不安」ということはありませんか？
男性の美意識が高まり、メイクをする人が増えている一方、周囲に化粧をしている人がいないと、どう思われるか心配になる方も多いでしょう。
そこで、今回はメンズメイクに対する世間のイメージや、男性の化粧が気持ち悪いと思われないための方法をご紹介します。
メンズメイクに対する否定的なイメージを取り払って、男性も自由に化粧を楽しみましょう。
実はメンズメイクに肯定的な人は多い
メンズメイクは、世間からのマイナスイメージがあると思っている方もいるのではないでしょうか？
実はメンズメイクに対して、肯定的な意見を持つ人は多くいます。
株式会社ネクストレベルが20代～50代の女性326人を対象に、メンズメイクに関するアンケート調査を行いました。
その結果、女性の7割はメンズメイクに関して好印象ととらえていることが分かりました。
ここからは、メンズメイクが肯定的な理由をご紹介します。
参考：女性の５人に１人が「周囲にメイクした男性がいる」と回答。メンズメイクに対する女性の意見を調査｜株式会社ネクストレベルのプレスリリース (prtimes.jp)
肯定的な理由1｜清潔感が出ておしゃれに見える
男性がメイクをすると清潔感が増し、おしゃれに見えます。
ファンデーションやコンシーラーで、青ヒゲ・ニキビ・シミ・クマ・毛穴などの悩みをカバーすることで、顔色が明るく見えます。
またリップ・アイメイク・アイブロウを塗ることで、目鼻立ちがはっきりしたり、おしゃれに見せたりすることもできるのです。
女性は綺麗になるためにメイクをしている人が多いため、男性もかっこよくなるならメイクをしてほしいと思う人が多いのでしょう。
肯定的な理由2｜化粧品の情報交換をしたいという女性もいる
男性と化粧品の情報交換をしたいと思っている女性は多いです。
今までは男性で化粧をしている人が少なかったため、女性から見ると「メイクの話をしても分からないだろう」「化粧の話はつまらないかな」と思っていた人も多くいます。
しかし、近年メンズメイクに注目が集まったため、周囲の男性で化粧をしている人がいたら、化粧品の情報交換がしたいと思われるようになりました。
「化粧品が好き」「メイクが楽しい」という同じ価値観があると、共通の話題ができて楽しく話ができるのでしょう。
メンズメイクに否定的な人も一定数いる
メンズメイクに対して肯定的な意見がある一方で、否定的な意見を持つ人も一定数いるのが現実です。
男性の化粧を否定的に感じる理由をご紹介します。
否定的な理由1｜化粧は女性がするものという固定概念がある
「化粧は女性がするもので、男性がするものではない」という決めつけがある人も中にはいるようです。
昭和時代や平成初期には、化粧をする男性が少なく、目にすることもあまりなかったため、男性は化粧をしないという刷り込みがありました。
「男性はこうあるべき」「女性はこうしなければならない」という思い込みの上に、化粧は女性がするものという固定概念があるのでしょう。
否定的な理由2｜男らしさがなくなると思っている
男性が化粧をすると、男らしさが感じられなくなると思う人もいるようです。
メイクの仕方しだいでは、中性的で綺麗な人に見えることもあるため、ワイルドな人・ごつい人・凛々しい人が好きな人は、男らしさを感じられなくなることを残念に思うのでしょう。
しかし、化粧をすることで見た目の男らしさがなくなったとしても、内面的な男らしさがなくなるわけではありません。
行動力があることや、弱い立場の人を守れること、自分に自信がある人は男らしくてかっこいいと言えるでしょう。
メンズメイクが気持ち悪いと思われない方法
メンズメイクに対して肯定的な意見があるものの、一定数否定的な意見もあります。
そんな否定的な人に対しても、メンズメイクに好印象を持ってもらいやすい方法を5つご紹介します。
初心者はメイクの工程を少しずつ増やす
今までにメイクをしたことのなかった人が、ファンデーション・アイシャドウ・リップなどと多くの化粧をしてしまうと、周りの人はいつもと違うことにびっくりしてしまう可能性があります。
そのため、今週はファンデーションだけ、来週はアイブロウも足して、再来週はアイラインも足すなどのように工夫しましょう。
徐々にメイクの工程を増やすと、周りの人も見た目の変化に慣れていきます。
メイクの練習をする
メイクは細かい作業のため慣れていないと、アイラインがガタガタになったり、アイシャドウがよれてしまったりして、不自然に見えてしまいます。
そのため、YouTubeやインスタグラムなどのメンズメイク動画を参考にして、化粧を練習しましょう。
練習を重ねると徐々にコツを掴めるので、上達することができます。
ナチュラルメイクにする
女性のメイクでも、濃いのは苦手と感じる方は多いのではないでしょうか？
あれもこれもと塗り足していくと化粧が濃くなり、素のよさを消してしまいます。
さらに、自然さがなくなると元の肌質が感じられなくなり、違和感が出てしまうでしょう。
そのため、なるべく薄めの化粧を心掛け、ナチュラルさを出しましょう。
ファンデーションと首の色を合わせる
ファンデーションと首の色が合っていないと、顔だけ浮いているように見えてしまい、不自然になってしまいます。
特に夏は日焼けで黒くなりやすく、気が付いたらファンデーションの色が合っていなかったと言うこともあるでしょう。
自分で色を選ぶときは、迷ったら少し暗めの色を選択するのがおすすめです。
明るめより暗めの色の方が、顔が白浮きせずに済みます
また、化粧品売り場の美容部員さんに選んでもらうのも方法のひとつです。
今は男性の美容部員さんも多くいるので、足を運びやすくなっています。
身だしなみも整える
メイクはしっかりしていても、襟元がよれよれになっているTシャツを着ていたり、汚れている靴を履いていたりするとかっこよく見えません。
意外と細かい部分を見られていることもあるので、髪に寝癖が付いていないか、靴の底が擦り減っていないかなど、確認しましょう。
せっかくメイクをするなら全身に気を配り、トータルでバランスよく見せることが大切です。
これからは男性も化粧を楽しむ時代に
近年ではメンズ脱毛やメンズ眉毛サロン、メンズ向けコスメブランドなどが増え、男性向け美容市場が大きくなっています。
化粧水や美容液のCMに男性スポーツ選手が起用されたり、大手百貨店ではメンズメイクセミナーやイベントが開催されたりしています。
このように、メンズ美容に注目が集まる中、男性が化粧をすることをよく思わない人も一定数いるでしょう。
何でも先駆けとなる人や、少数派の人は、非難されやすいのです。
否定する理由は「化粧は女性がするもの」「男性は男らしくなくてはいけない」という固定概念と言えます。
決して個人を否定しているわけではありません。
これから数年経てば、多様性という概念がさらに増し、男性が化粧をすることが普通になるでしょう。
批判的な意見に惑わされず、自分が好きなメイクを堂々と楽しみましょう。
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