「クレーターを治して、肌に自信を持ちたい」「肌の凸凹を綺麗にしたい」ということはありませんか?
繰り返しできるニキビと跡にお悩みの方も多いと思います。
そこで本記事では、ニキビ跡のクレーターができる理由や治し方、自分でできるケアなどをご紹介します。
クレーターを治したい方の役に立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
クレーターとはどのような状態?
クレーターとは、ニキビの炎症がある程度落ち着いた後にできる、肌表面の凸凹のことです。
皮脂が多いおでこや鼻、乾燥しやすい頬、フェイスラインにできやすいといわれています。
直径4mm以上ある大きな四角いクレーターから、直径2mm以下の小さな穴のようなクレーターまでさまざまな種類があります。
クレーターができる理由
クレーターはニキビが悪化することで、皮膚組織が破壊されてできます。
皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まり、アクネ菌が増殖してニキビになります。
通常は自然に治りますが、炎症が悪化するとニキビが膿んだり、痛んだりするのです。
そして、進行が進むと、肌の内側部分である真皮層の皮膚組織を壊してしまいます。
真皮層は、皮膚が新しく生まれ、垢となって剥がれ落ちるターンオーバーができません。
そのため、真皮層が破壊されると新しい皮膚ができることはなく、クレーターとなってしまうのです。
また、ニキビを触ったり潰したりすることや、不潔な状態にすることでさらに悪化し、クレーターになることもあります。
クレーターを自力で治すのは難しい
「肌の凸凹をなめらかにしたい」「クレーターを自力で治したい」と思う方は多いでしょう。
しかし、ニキビ跡のクレーターを自力で治すのは難しいといえます。
クレーターを自力で治せない理由と、自分でケアできるセルフダーマペンの危険性について説明します。
自力で治せない理由
クレーターができると、肌の深部までダメージが及んでいるため、自力で治すのは難しいといえます。
肌内部の真皮層が破壊されているので、凹んでいる部分を元に戻すのはセルフスキンケアではできません。
化粧水などで肌に水分や油分を与えることで、保湿はできますが、凹みを元に治す作用はないのです。
そのため、いくら自分でケアを頑張っても、自力でクレーターを治すのは難しいでしょう。
セルフダーマペンを使用するのは危険が伴う
クレーターを自力で治す際に、セルフダーマペンの使用を検討される方がいますが、危険を伴うためおすすめできません。
セルフダーマペンとは、クリニックに通わずに自分でできる肌治療のことで、細い針を皮膚に刺し、傷を付けることで肌を再生させる方法です。
通常、セルフダーマペンは医師免許がなければ購入できませんが、インターネット上では類似品などが多く販売されています。
セルフダーマペンの使用は専門的な知識や技術が必要なので、自分で行うとムラが出てしまい、クレーターが綺麗に治らない可能性もあります。
費用は抑えられるものの、肌に針を刺して傷つけることを考えると、リスクが高いので使用は控えた方がよいでしょう。
クレーターはクリニックでの治療が効果的
ニキビ跡のクレーターを治すには、自力では難しいため、クリニックでの専門的な治療が効果的といえるでしょう。
一度の施術では治らないので、複数回クリニックに通い治療する必要があります。
また、治療は痛みを伴うことがあるので、麻酔クリームを使用して行い、施術後はダウンタイムと呼ばれる赤みや腫れが数日間続きます。
そのため、仕事やプライベートの予定に合わせて施術することが大切です。
ここからは、クリニックでの代表的なクレーター治療法を3種類ご紹介します。
治療法1|ダーマペン
ダーマペンとは細い針で皮膚に小さな穴を開け、傷を付けることで、肌の再生を促す治療法です。
コラーゲンやエスラチンが生成され、肌のハリや弾力が増し、クレーターの凸凹をなめらかに整えることが期待できます。
ほかにも、毛穴の開きや小じわにも効果があるといわれています。
治療法2|フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーとは、レーザーを点状に照射することで、皮膚に小さな穴を開け肌を再生させる方法です。
肌の深部に直接熱ダメージを加えられるので、ターンオーバーの促進が期待できます。
また、たるみの引き締めにも効果的な治療法です。
治療法3|ポテンツァ
ポテンツァとは、極細針のマイクロニードルで肌に小さな穴を開け、高周波(RF)で熱を加えることで、皮膚を再生させる治療法です。
コラーゲンが生成されることで、クレーターの凹みをフラットにする効果が期待できます。
ほかにも、赤ら顔に効果があるといわれる方法です。
自分でできるクレーターを悪化させない方法
ニキビ跡のクレーターは自力で治すことは難しいですが、これ以上状態がひどくならないように自分でケアすることは可能です。
簡単に取り入れられる、クレーターを悪化させない方法をご紹介します。
ターンオーバーを促す基礎化粧品を使う
肌細胞が新しく生まれ変わるターンオーバーを促す効果が期待できる基礎化粧品を使うことで、ニキビを予防し跡を作らせないようにできます。
化粧水や乳液、美容液にビタミンA(レチノール)・ビタミンC誘導体・アスタキサンチンが配合されているものを選びましょう。
一度の使用ではなく、長期的に使い続けることが大切です。
しっかりと保湿する
「ニキビができるから乳液は付けない」「ベタつきが嫌で保湿をしていない」ということはありませんか?
実は、乾燥でもニキビはできやすくなるので、保湿はとても重要です。
肌に水分や油分が足りなくなると、新陳代謝が乱れ、ニキビが悪化します。
そのため、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなどが入った化粧水や乳液でしっかりと保湿しましょう。
ベタつきが気になる方は、サラッとした質感になるさっぱりタイプがおすすめです。
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ビタミンB群を摂取する
ビタミンB群を摂取すると、皮膚や粘膜を健康に保つことが期待できます。
卵・レバー・魚介類・大豆製品には多くのビタミンB群が含まれるので、毎日の食事から摂れるようにしましょう。
一度で体内に吸収できる上限は決まっているので、朝昼晩の食事で毎回摂れるよう意識するのが大切です。
また、食事だけで摂るのが難しい場合は、サプリメントやドリンクで摂取するのもおすすめです。
クレーターを自然にカバーできるメイク方法
クレーターがない綺麗な肌にしたいときは、ベースメイクをしましょう。
メイクアイテムを上手に使うと、肌の凸凹をなめらかな状態にできます。
ここからは、クレーターを自然に隠すメイク方法を2つご紹介します。
シリコン系の下地を使う
シリコン系の下地は、皮膚の凸凹を薄い膜で埋めることで、クレーターをカバーし、フラットな肌に見せられます。
使い方はスキンケアをした後に、シリコン系下地をクレーターにやさしく馴染ませるだけです。
そのあとから塗るファンデーションもフィットしやすく、毛穴も綺麗にカバーできます。
テクニックいらずで、誰でも簡単にできるメイク方法です。
リキッドファンデーションを使う
クレーターをカバーするには、リキッドタイプのファンデーションが向いています。
リキッドファンデーションは、液状なので肌の凸凹に馴染みやすく、カバー力もあるため綺麗な肌に見せられます。
逆にパウダータイプのファンデーションは、乾燥してクレーターが目立ちやすくなることもあるので注意が必要です。
より詳しくニキビ跡を自然に隠せるメイクアイテムを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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本記事では、クレーターができる理由や治し方、自分でできるケアやカバーする方法をご紹介しました。
クレーターはニキビの炎症が悪化することによって、肌の内側部分である真皮層の皮膚組織が破壊されてできます。
肌の深部までダメージがあるので、自力で治すのは難しいですが、クリニックでの治療で肌の凸凹をなめらかにすることは期待できます。
自分でどうにかしたいという方は、保湿効果やターンオーバーを促すスキンケアをしたり、ビタミンB群を摂取したりすることで、悪化を防ぐことはできるでしょう。
また、ベースメイクをすれば、クレーターを自然に隠すこともできます。
ぜひ本記事を参考に、自分に合った方法でクレーターのお悩みを解決してくださいね。
ニキビ対策については以下の記事を参考にしてください。
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