せっかくニキビが治ったと思ったら、ニキビ跡が残ってしまったなんてことはありませんか。
「ニキビ跡の治し方を教えてほしい」「美容クリニックの治療方法からなにを選べばいいかわからない」と悩んでいる男性に向けて
本記事では
・ニキビ跡の種類
・ニキビ跡の治療方法
・ニキビ跡を作らないためにできること
を紹介します。
本来は、正しいケアをすることでニキビ跡を残さずにニキビを治療することは可能です。
この記事を読めば、ニキビ跡の種類とそれぞれのニキビ跡が残ってしまう原因を知ることができます。
また、ニキビ跡に効果が期待できる治療方法を紹介しているので、治療方法がわからない男性も自分の肌に合う治療方法を選ぶことができるようになります。
できてしまったニキビや、これからできるニキビを綺麗に治すためにも、ぜひ参考にしてください。
-
-
【メンズのニキビ対策】適切なスキンケアでニキビ予防！ニキビの原因とスキンケアの方法を紹介
赤く目立つ見た目の悪さや患部の痛みを伴い、せっかく治ってもまた新しくできることを繰り ...
1.頑固な男のニキビ跡は自力では治せない可能性が高い
ニキビが治ったあとに残る赤みやクレーター（凸凹）などのニキビ跡は、ニキビができる前より目立つかたちで肌に残ってしまうことがあります。
せっかくニキビが治ったのに、以前よりも肌悩みが増えてしまったという方もいるのではないでしょうか。
ニキビ跡は、ニキビと異なり市販薬のみで綺麗に治すことが難しく、自分だけの力で治すことができない可能性が高いです。
特に、男性は間違ったスキンケアやお手入れ不足などにより頑固なニキビ跡が残ってしまうことが多く、跡が消えるまでにかなりの時間がかかってしまうこともあります。
自力で治すことが難しいニキビ跡ですが、どんな種類があるのか、また跡ができてしまったときはどのような治療方法があるのか紹介します。
2.ニキビ跡の種類
ニキビ跡とは、ニキビが治ったあとに残る赤みや色素新着、肌の表面に凸凹ができるクレーターなどのことを指します。
それぞれの種類ごとに跡が残ってしまう原因は異なります。しかし、いずれも間違ったスキンケアなどによる肌の炎症が原因であることが多いです。
ニキビ跡を残さずにニキビを治す方法は、炎症が進む前にニキビを治療することです。
ニキビは、
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 膿ニキビ
という順番で炎症が進んでいきます。
白ニキビはまだ炎症が起こっていない状態です。この状態で皮膚科で治療することができればニキビ跡を残さずに完治できる可能性が高いです。
しかし、炎症が起こってしまったニキビは、皮膚へのダメージにより跡が残ってしまうことがあります。
赤み
ニキビが治ったあとに、赤みが肌表面に残っている状態のことを指します。
赤みが残ってしまう原因は、ニキビの炎症によってダメージを受けた皮膚を治すために毛細血管が集中することで起こります。
この毛細血管により肌表面が赤く見えるのです。
赤みはターンオーバーにより時間が経過すると薄くなることがほとんどです。しかし、完全に消えるまでには半年程度かかることもあります。
ターンオーバーとは・・・
皮膚を構成する細胞の生まれ変わりのことを指します。新しく生まれた細胞は徐々に皮膚の表面層に押し上げられ、やがて垢となり剥がれ落ちていきます。
顔はほかの部位よりも、ターンオーバーの期間が短くおよそ28日周期です。
赤みができてしまったときに適切なケアをしないと、肌のバリア機能が低下してニキビができやすい肌になってしまうこともあるので気をつけましょう。
色素沈着
ニキビが治ったあとに、茶色いシミにようなものが肌表面に残ってしまう状態のことを指します。
ニキビができたときの炎症により肌がダメージを受け、メラニンが多く生成されることが、色素沈着が起こる原因です。
メラニンとは、黒い色素のことでメラニンが過剰に作られるとシミの原因となります。
通常であれば、ターンオーバーとともに排出されシミは薄くなります。
しかし、ニキビの炎症などが原因でターンオーバーが乱れることにより、メラニンが排出されずに残ってしまうのです
クレーター（凸凹）
ニキビが治ったあとに、肌表面にクレーター（凸凹）ができる状態のことを指します。
クレーターが残ってしまう原因として、ニキビができたときの炎症により皮膚のより深くにある層までダメージを受けてしまうことが挙げられます。
ほかにも、ニキビができてしまった際に自分で潰してしまうと、周りの皮膚組織が傷つくことでクレーターが残ってしまうのです。
皮膚の深い層までダメージを受けている状態であるため、自宅でのケアで治療することはできずクリニックでの治療が必要です。
3.ニキビ跡の治療方法
ニキビ跡は、炎症により肌がダメージを受けることにより、さまざまな跡が残っている状態のため自力で治すことが難しく、クリニックでの治療をすることできれいに治すことが可能です。
ニキビ治療は保険が適用されるので、一般皮膚科で治療をすることが可能です。
しかし、実はニキビ跡の治療は保険適用の範囲外となっています。そのため、美容皮膚科などの自由診療で治療をする必要があります。
本記事では、ニキビ跡の治療方法として「レーザー治療」「ダーマペン」「ケミカルピーリング」の3つの治療方法をご紹介します。
レーザー治療
ニキビ跡の治療の1つで、肌にレーザーを照射する治療方法です。
レーザーの光で肌の表面に小さな穴を開けることで、肌のターンオーバーを促す治療方法です。
ターンオーバーを促進する治療方法のため、ターンオーバーの乱れにより残ってしまった赤みや色素沈着の治療に効果が期待できます。
レーザー治療といっても、いくつかの種類がありニキビ跡の症状に合わせて施術を行うことが可能です。
レーザーの種類によっては、施術時の痛みが比較的少なく、ダウンタイムをほとんど必要としないものもあります。
ダウンタイムとは・・・
治療後に生じる痛みや腫れ、赤みなどが回復し通常の生活に戻るまでの期間のことを指します。
治療方法によりダウンタイムの期間は異なり、半日程度で回復するものから数ヶ月にわたって回復するものもあります。
ダーマペン
極細の針で肌表面に穴を開けることでターンオーバーを促す治療方法です。
肌に刺激を与えることで肌本来の自然治癒力を活性化させ、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促します。
コラーゲン・エラスチンといった成分は肌のハリをアップさせる効果があるため、ニキビ跡の治療以外にもシワやたるみの改善にも効果が期待できます。
ダーマペンは針を刺す深さや肌の状態によって痛みを感じることがあります。そのため、事前に麻酔を行うことがほとんどです。
ダウンタイムは、施術後から数日〜1週間程度とされており肌に赤みが出ることがあります。
ケミカルピーリング
ニキビ跡の治療方法の1つで、専用の薬剤を肌表面に塗り古い角質を取り除く治療方法です。
肌の汚れを取り除くことが可能であるためニキビ跡だけではなく、アクネ菌がもととなり発生するニキビの改善にも効果が期待できます。
ケミカルピーリングとレーザー治療などの組み合わせも可能で、レーザー治療の効果を高めることができることが可能です。
施術時の痛みや、ダウンタイムが少なく体への負担が少ないことが特徴です。
また、ほかの治療よりも料金が安いことが多く、なるべく負担を少なく治療を始めたい人にピッタリの治療方法と言えます。
4.ニキビ跡を作らないためには
ニキビ跡を残さないために大切なことは、炎症を最小限に留めることです。
炎症が進むと、本来は跡を残さずに治るはずが肌へのダメージにより跡が残りやすくなってしまいます。
日常生活の中で何気なくやってしまっていることが、実は炎症を悪化させてしまっていることがあります。
これから紹介する3つのことを意識して、きれいな肌作りをめざしていきましょう。
ニキビができても触らない
ニキビができたときに気になって触ってしまう人も多いのではないでしょうか。
赤く腫れ上がったり、膿ができているニキビは潰してしまう方が目立たないのではないか、と自分で潰してしまう方もいるかもしれません。
実は、このニキビを触る行為はニキビの炎症を悪化させる原因の1つです。
肌が刺激されることや、手についている汚れが炎症を起こしている箇所に付着することで治癒が遅れたり、跡が残ってしまったりすることがあります。
見落としがちですが、整髪料がついた髪の毛が肌に触れることも刺激となることがあります。帰宅した後は髪を上げるなど、できるだけニキビに刺激を与えないよう工夫をしましょう。
ニキビができてしまったら、できるだけ触らないようにすることで炎症の悪化を防ぐことができます。
悪化する前に皮膚科を受診する
ニキビができてしまったときは、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
炎症が悪化する前に受診し、治療を開始することでニキビ跡を予防できます。
ニキビの最も初期の状態は、プツプツと肌の表面が盛り上がっている状態です。
日々のスキンケアをする中で、「ニキビができそう？」というサインを見逃さないようにしましょう。
セルフケアで治ると思いがちなニキビですが、実はニキビはお肌の病気です。
皮膚科では、症状によって塗布薬や飲み薬、体質を改善する漢方などを処方してもらうことが可能です。
さらに、保険が適用されることもあり、ニキビのために高価な化粧品を購入するよりも料金を抑えて治療ができることがあります。
セルフケアで治そうとせず、悪化する前に皮膚科を受診することで頑固なニキビ跡を予防しましょう。
日々のお手入れを怠らない
ニキビ跡を作らないためには日々のスキンケアも大切です。
日常的な手入れにより、正常なターンオーバーを促すことで肌本来の治癒能力を高めることが可能です。
ニキビ跡の原因であるターンオーバーの乱れは、紫外線ダメージと乾燥の2点で起こることが多いですが、この2つは日々のセルフケアで防ぐことができます。
例えば、日焼け止めを毎日塗ることはニキビ跡の予防ケアの1つです。
炎症などダメージを受けている肌は、通常よりも紫外線ダメージを受けやすい状態になっています。紫外線によりメラニン色素が生成されることで色素沈着の原因にもなります。
また、乾燥を防ぐために保湿ケアも大切です。
朝の洗顔後や、就寝前のスキンケアを忘れずにニキビ跡を残さない肌作りをめざしましょう。
-
-
メンズが悩むニキビ跡に使える市販の化粧水をタイプ別に紹介
せっかくニキビが治ったのに、いつまでも残り続けるニキビ跡。しつこいニキビ跡に悩まされ ...
-
-
メンズのニキビ対策は洗顔から！ニキビ予防や洗顔方法を解説
毎日欠かさずにスキンケアをしているけどニキビができてしまい、「なにをしたらいいかわか ...
