メンズパーマのスタイリングがうまくキマらないと悩んでいませんか?美容室帰りのような髪型を維持するためには、スタイリング剤選びが重要です。なりたい質感やヘアスタイル、髪の長さでも、選ぶアイテムは異なります。
本記事では、メンズパーマと相性のよいワックスの選び方や使い方、おすすめのワックスを紹介します。今っぽいスタイリングを楽しむために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メンズパーマ用ワックスの選び方
なりたいスタイルを実現するワックス選びのポイントを、3つに絞りました。ワックスのタイプごとに特徴をまとめているので、自分のパーマに合わせたものを選びましょう。
質感で選ぶ
ワックスは、ナチュラル・ツヤ・ウエットなど、質感のバリエーションが豊富。希望のイメージで選べるほか、オン・オフで種類を使い分けてアレンジを楽しむこともできます。以下に、タイプごとの特徴と質感を解説します。
クリームタイプ
・柔らかいテクスチャーで伸びがよく、なじませやすい
・ナチュラルで柔らかな仕上がり
・ほどよい水分と油分を含むため、しっとり感と自然なツヤを与える
・ヘアケア成分を含むものはダメージヘアにおすすめ
ファイバータイプ
・繊維が含まれていて、糸のように伸びる性質
・スタイリング力が高く、毛先に動きを出したり、束感を作りやすい
・伸ばしやすく、手直しもしやすい
・自然なツヤ感のある仕上がり
クレイタイプ
・ツヤを抑えたマットな仕上がり
・ウエット感のないドライな雰囲気を作りたい方におすすめ
・セット力が高く、無造作でこなれた印象が作れる
・柔らかく細い髪をボリュームアップして、ふんわり整える
ジェルワックス
・ジェルのように固まる性質と、髪に自然な動きを出すワックスの特徴をあわせ持つ
・ウエットでツヤ感ある仕上がり
・細かい部分までアレンジできる
・乾きやすく、急いでセットしたい方におすすめ
使いやすさで選ぶ
ワックスは、髪質・髪の長さ・髪型に合わせて、使いやすいものを選ぶのがポイント。
また、好みのテクスチャーや、パッケージの使い勝手のよさも見逃せません。容器から取り出しやすく、スタイリングがしやすいものを選んでみてください。
伸びのよいクリームタイプやファイバータイプは、スタイリング初心者さんでも使いやすいでしょう。髪を固めすぎずにナチュラルな動きを出せるので、髪の長い方にもおすすめです。
髪質別では、剛毛・軟毛・毛量に配慮しましょう。剛毛で毛量多めなら、クリームタイプからカッチリ固まるタイプまで幅広く使えます。
軟毛で毛量が少ない方は、油分の少ないクレイタイプのほうが、ふんわりとボリュームアップしやすく使いやすいでしょう。
セット力で選ぶ
セット力は、パーマの強さや髪の長さに合わせて選びましょう。また、シチュエーション別に、使い分けもおすすめ。
例えば、フォーマルなシーンではヘアスタイルを一日中崩さないタイプ、休日はカジュアルさを演出するナチュラルタイプを選んでみるのもよいでしょう。
セット力の強さは「ソフト」「ハード」などと表記されます。そのほか、メーカーごとに、グラフやスケールでセット力の強弱を示す表示があるのでチェックしてください。
セット力が高いものほど、パーマのウェーブ感と髪の動きを出しやすくなります。そのため、パーマの状態をみてワックスを選ぶのもおすすめです。
例えば、パーマをかけたばかりの時は、ウェーブがしっかり出ているので、セット力の弱いタイプが使いやすいでしょう。そして、パーマが取れかけてきたタイミングで、セット力高めのものに切り替えてウェーブを作るなど、工夫してみてください。
メンズパーマのスタイリング方法を紹介
「メンズパーマのスタイリングが難しい」と悩む方のために、上手なスタイリングのポイントを3つ紹介します。ポイントを押さえて、スタイリッシュなヘアスタイルを作りましょう。
髪を濡らしてリセットする
スタイリングの前に、シャワーで髪を濡らしてリセットしましょう。ポイントは、髪の根元までしっかりと濡らすこと。寝ぐせもこの時点でリセットできます。
タオルドライは、パーマが伸びてしまわないように優しく行ってください。
次に、ドライヤーで根元を中心に乾かし、全体が完全に乾く前に止めます。毛先が少し湿っている程度が目安です。パーマは濡れているときにウェーブが出やすいため、この状態からワックスをつけていきましょう。
後頭部から揉み込むように付ける
ワックスを手に取り、手のひらに伸ばして温めます。温めると、ワックスをムラなく均等に伸ばしやすくなるので必ず行いましょう。温める目安は、ワックスの色が透明になるまで手のひらをこすり合わせてください。
ワックスを後頭部から付け始め、トップに向かって徐々になじませていきます。ワックスを根元までもみこむように付けましょう。髪の表面だけでなく、内側まで全体にまんべんなく伸ばすのがポイントです。
手に残ったワックスで前髪とサイドを整える
前髪とサイドは、手に残ったワックスで整えていきましょう。
髪型のシルエットは、卵型になるようにするとバランスよく見えます。サイドはバランスをみながらボリュームを整え、前髪は毛先にニュアンスを作っていきます。
最後に、毛の流れや毛先など、細かい部分を仕上げて完成です。
パーマワックスを使うときに気を付けること
「スタイリングがうまくいかない」と感じたら、間違った付け方をしていないかチェックしてみましょう。ワックスを使うとき、特に注意したい点は以下の3つです。
前髪から付けてしまう
前髪からワックスを付けると、量が多すぎてベタつくほか、髪の毛がペタッとしてボリュームを出しにくくなります。
前髪は、手に残った量を軽めに付けるのが基本です。髪の長さや毛量により、どうしても足りない場合は少量ずつ追加して、付け過ぎに注意してください。
パーマを伸ばしてしまう
髪を強く引っ張ると、パーマが伸びてしまうことも。ウェーブを崩さないように、丁寧にワックスを付けましょう。
また、タオルドライの際も、髪を強く擦らずに水分を優しく押さえるようにしてください。
理想の質感でないワックスを使う
質感の合わないワックスを選ぶと、理想とかけ離れた仕上がりになりかねません。
なりたいヘアスタイルを決めたら、理想に近い質感のタイプを絞っていきます。ソフトとハードのレベルや、ツヤの有無などをパッケージでチェックしましょう。
メンズパーマにおすすめなワックスを紹介
メンズパーマにおすすめのワックスを紹介します。どれも実力派で、一度は試してみたいものばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
ナカノ スタイリングタント エアライトワックス
「ナカノ スタイリングタント エアライトワックス」は、軽い仕上がりでエアリーな質感をキープしてくれます。繊細な束感を表現でき、時間がたつと髪がペタンとなってしまう方におすすめ。
同シリーズには4番と7番があり、番号が大きいほどホールド感とキープ力の高い処方です。4番は柔らかでナチュラルな質感で、ミディアムからロングヘア向け。7番はマットな質感で、立体感のあるスタイリングをしたい方に向いています。
ウェーボ デザインキューブ ライトワックス
軽いセット力でふんわりとした仕上がりで、軟毛の方におすすめ。伸ばしやすく、ほどよいキープ力があり、ワックス初心者さんも使いやすいアイテムです。
保湿成分の卵殻膜と、ツヤを与えるシアパール成分配合で、ヘアケアをしながらスタイリングできます。
髪が濡れているときと、乾いているときの両方に使えるので、1つ持っていると2種類のニュアンスを楽しめます。
ミルボン ジェリーH
髪にしっかりした動きを出して、キープするジェルワックスです。
微細化したワックス成分「ゴールドキャンデリラ」が、髪の凹凸をなめらかにコーティング。さらに、反射光成分の「シュガースクワラン」が均一なヴェールをかけて、濡れたような質感と輝きのある髪を演出します。
これまでにない「こなれたウェット感」を手に入れたい方におすすめです。ユニセックスで使えるフルーティフローラルの香り。
ナプラ N. スタイリングセラム
ウェット&グロッシーな質感でありながら、ベタつかず、重すぎない使い心地のワックス。
こっくりした乳液タイプで伸ばしやすく、ほどよいセット力とキープ力が特徴です。
ヘアケア成分にもこだわり、天然成分のシアバターとボタニカルエキスが髪を補修・保護します。日中も髪のダメージケアのできるアイテムがほしい方におすすめ。
UNO ニュアンスクリエイター
新感覚のムース状ワックスで、エアリーな質感と、ナチュラルで軽やかなニュアンスを作ります。
「さらふわポリマー」が髪と髪の間に空気を含み、ベタつき感のないふんわりとしたスタイルに。
手直しもしやすく、「固めたくないけどセット力はほしい」という方におすすめ。
湿気に負けない「調湿成分」を配合で、雨の日でもスタイルを維持できる、頼もしいアイテムです。
ワックスの使い方と選び方をマスターして理想のヘアスタイルを作ろう
ワックスは、質感もテクスチャーもさまざまで、多彩なニュアンスを自由に楽しめるアイテムです。
たくさんある中から選ぶには、理想のヘアスタイルをイメージしたうえで、必要なアイテムを絞っていきましょう。
ワックスの使い方と選び方をマスターして、理想のヘアスタイルを作ってみてくださいね。