ヒゲの濃さや伸びる早さが気になって、脱毛を考えたとき「本当にヒゲが生えなくなるの?」「どのくらいで効果があるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで本記事では、自宅でヒゲ脱毛するメリットやデメリット、家庭用脱毛器に期待できる効果や特徴について詳しくご紹介します。
ヒゲが生えるメカニズム
ヒゲが生える仕組みをご存知でしょうか?
ヒゲが生えるメカニズムを理解してから脱毛をすることで、どのようにしてヒゲがなくなるか理解できます。
毛は毛根の下にある毛乳頭という部分から、必要な栄養を吸収することで、毛が伸びています。
毛は常に伸び続けているわけではなく、毛穴によって今伸びているものもあれば、抜けるものもあるのです。
それは毛周期と呼ばれる、毛の成長サイクルが関係しています。
新しい毛が作られて伸びていく「成長期」、毛母細胞の分裂が止まりこれから毛が抜ける「退行期」、毛が完全に抜ける「休止期」を繰り返しています。
全部同じように伸びて見えるヒゲには、1本ごとに伸びている毛や成長が止まっている毛、抜けていく毛があるのです。
自宅でヒゲ脱毛をするメリット
ここからは、自宅でヒゲ脱毛をするメリットを3つご紹介します。
サロンやクリニックに通わなくていい
自宅で好きなときに脱毛できるので、脱毛サロンやクリニックに通う必要がありません。
「予約したけど、行くのがめんどくさい」ということもなく、時間があるときに自分で脱毛できます。
また、人気のある脱毛サロンやクリニックだと、予約が取りにくいこともありますが、自宅でヒゲ脱毛すればそのような心配もなくなります。
人目を気にしなくていい
脱毛サロンやクリニックに通っていることが「周りにバレたくない」、施術者にヒゲを見られることが「恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれません。
それに比べて、自宅での脱毛は人目を気にせず、自分ひとりで気楽にできるのがメリットです。
費用が抑えられる
脱毛サロンやクリニックに比べると、自宅でのヒゲ脱毛は費用が抑えられます。
ヒゲ剃りをしなくて済むくらいにツルツルの状態にすると、脱毛サロンでは20~22万円程度、クリニックでは13~18万円程度かかります。
それに比べて、自宅で家庭用脱毛器を使用した場合だと、3万円~10万円程度で済みます。
価格差の理由は、サロンやクリニックでは専用のマシーンを使用し、エステティシャンや看護師が脱毛してくれるからです。
自宅で脱毛することで、それらの分の費用を抑えられるといえるでしょう。
自宅でヒゲ脱毛するデメリット
ここからは、自宅でヒゲ脱毛をするデメリットを3つご紹介します。
自分で脱毛する手間がかかる
自宅でヒゲ脱毛をすると、すべて自分で行わなくてはいけないので手間がかかります。
家庭用脱毛器を使用するときは事前に充電し、照射レベルを設定、脱毛が終わったら保湿を行う必要があります。
また、脱毛器を少しずつ移動させなければならないので、面倒に感じることもあるでしょう。
ときには、脱毛するのを忘れてしまうこともあるかもしれません。
準備から片付けまで自分で行うという点では、手間がかかるといえるでしょう。
脱毛ムラになる可能性がある
ヒゲ脱毛を自分で行うとムラになり、綺麗に脱毛できない可能性があります。
鏡を見ながら脱毛しても、あご裏やフェイスラインなど、自分では見えにくい部分に毛が残ることもあるでしょう。
あくまでプロが見ながら脱毛するのではなく、自分で脱毛するので綺麗に脱毛できている部分と、毛が生えている部分が残る可能性があるのです。
永久脱毛はできない
永久脱毛ができるのはクリニックでの医療脱毛のみで、自宅では永久脱毛ができません。
クリニックの医療脱毛は、医療レーザーにより、毛根の毛を生やす組織を破壊することで、発毛自体を抑制します。
しかし、自宅での家庭用脱毛器を使用した脱毛は、医療脱毛より出力が弱いため、毛根の毛を生やす組織にダメージを与えるのみになります。
そのため、期間が経つと再びヒゲが生えることがあるのです。
自宅でヒゲ脱毛するなら家庭用脱毛器がおすすめ
自宅でヒゲ脱毛をするときは、家庭用脱毛器を用いた脱毛がおすすめです。
家庭用脱毛器は、脱毛サロンやクリニックで使用している脱毛器の家庭版です。
誰でも簡単に操作ができて、テクニックが要らずに脱毛できます。
ほかには、自宅でできるヒゲ脱毛の方法にワックス脱毛があり、専用のワックスを肌に塗布し、固まったら剝がすことで脱毛できます。
しかし、毛を抜く行為になるので2週間程度すると、再びヒゲが生えてくるのです。
除毛クリームを使用してヒゲを溶かす方法もありますが、毛根にダメージを与えるわけではないので、再びヒゲが生えてきます。
また、薬剤を使用しているので、赤みやかゆみなどの肌ダメージに繋がる可能性もあるといえるでしょう。
このように、自宅でできる脱毛で毛を生やしにくくするには、家庭用脱毛器が効果的といえます。
家庭用脱毛器に期待できる効果
家庭用脱毛器で永久脱毛はできませんが、ヒゲを薄くしたり、ヒゲが生えるスピードを遅くしたりできます。
ヒゲを薄くできる
家庭用脱毛器は、毛根にダメージを与えることでヒゲを薄くできます。
即効性はないものの、徐々に毛の太さが細く、柔らかい毛になります。
その結果、ヒゲを剃るのが楽になり、夕方になると青ヒゲになるのが気にならなくなるでしょう。
ヒゲが生えるスピードを遅くできる
家庭用脱毛器で毛根にダメージが加わえると、ヒゲが生えるスピードが遅くなります。
すぐに効果はありませんが、脱毛の回数が増えるほど、ヒゲが伸びにくくなるのです。
毎日ヒゲ剃りをしていた人が、2日に1回のヒゲ剃りで済むようになることもあるでしょう。
家庭用脱毛器の使用の頻度
家庭用脱毛器の使用頻度の目安は、1~2週間程度に1回ですが、メーカーによっても異なるため、取り扱い説明書を確認してから使用しましょう。
早くヒゲをなくしたいからといって、毎日脱毛器を使用しても、効果が上がるわけではありません。
逆に期間が空き過ぎてしまうと、効果が出にくくなってしまいます。
肌トラブルを避けながら、効果をしっかりと出すために、使用頻度はしっかりと守りましょう。
家庭用脱毛器で効果が実感できる回数
家庭用脱毛器でヒゲが細く、薄くなったのを実感できる回数は、6~10回程度と言えます。
なぜなら脱毛器は、成長期にあたる毛しか脱毛できないからです。
ひとつひとつの毛穴ごとに成長期・退行期・休止期を繰り返すので、1度脱毛器を使用したら、またほかの毛穴から出てくる成長期の毛を待つ必要があるのです。
使用を始めたからと言ってすぐ効果が出るわけではありませんが、回数を重ねていくと徐々毛が薄くなり始めます。
ヒゲの濃さや多さ、肌の状態はそれぞれ異なるので、あくまでも目安と考えておきましょう。
家庭用脱毛器の痛み
家庭用脱毛器はゴムを弾かれたような痛みや、ほんのりとした熱さを感じることがあります。
家庭用脱毛器は、脱毛サロンやクリニックの脱毛器より出力が弱いため、ふたつを比較すると痛みも弱めと言われています。
しかし、口周りは皮膚が薄いため、痛みを感じやすい部分でもあるのです。
毛が太く、濃い人は、痛みも強く感じると言われています。
痛みの感じ方は人それぞれですが、痛みが心配な方は使用前に保冷剤などで冷やしてから脱毛すると、痛みを感じにくくできます。
家庭用脱毛器の選ぶときのポイント
さまざまなメーカーから多くの家庭用脱毛器が販売されており、なにを基準に選べばいいか分からないという方も多いでしょう。
そんな方向けに、家庭用脱毛器を選ぶときのポイントをご紹介します。
フラッシュ式・レーザー式を選ぶ
家庭用脱毛器は、フラッシュ(光)式か、レーザー式を選ぶようにしましょう。
理由は、毛根にダメージを与えることで、毛を徐々に薄くできるからです。
このほかの脱毛器に毛を挟んで抜くタイプもありますが、毛を抜くだけで毛根にダメージを与えることはできません。
すぐに毛が生えてくるので、フラッシュ式・レーザー式を選ぶのをおすすめします。
ヒゲに使えるものを選ぶ
家庭用脱毛器には、ヒゲに使用できないものもあります。
口周りは皮膚が薄く、敏感なため、パワーが強い脱毛器はヒゲに使用できないのです。
購入時には、パッケージや説明書を読み、ヒゲに使用できるか確認しましょう。
照射範囲の広いものを選ぶ
家庭用脱毛器を選ぶときは、照射範囲の広いものの方が楽に脱毛できます。
照射範囲が狭いと、何度も細かく位置をずらしながら照射しなければならないので、時間や手間がかかってしまうのです。
比較的、照射範囲が広いのはフラッシュ式で、レーザー式は狭くなります。
説明書に照射範囲が記載されているので、確認してから購入しましょう。
家庭用脱毛器おすすめ3選
家庭用脱毛器は製品によって、脱毛方式や刺激の感じ方、プラスアルファの効果などが異なるので、自分に合ったものを選ぶのが大切です。
ここからは、ヒゲ脱毛におすすめの家庭用脱毛器を3つご紹介します。
Panasonic 光エステ ES-WP88
出典:光美容器 光エステ ES-WP88 | 商品一覧 | ボディケア(光エステ・脱毛器) | Panasonic
肌にやさしく脱毛できる「Panasonic 光エステ ES-WP88」
刺激が強くなり過ぎないように、フラッシュ式の波長が押さえられているのが特徴です。
肌の色に合わせて、出力を自動的に調整してくれる機能も付いています。
また、付属のアタッチメントが付いており、フェイス用・VIO用・ボディ用と使用部分によって付け替えることで、脱毛しやすくなります。
肌にやさしいだけではなく、2本のランプが内蔵されているため、ハイパワーで脱毛できるのも嬉しいポイントです。
トリア パーソナルレーザー脱毛器4X
出典:【公式】トリア・パーソナルレーザー脱毛器 4X|30日間返金保証 (triabeauty.co.jp)
強力なパワーでヒゲ脱毛できる「トリア パーソナルレーザー脱毛器4X」
家庭用脱毛器の中でも強いパワーがあるため、使用中に痛みを感じやすいですが、しっかりと作用している感覚を味わえます。
照射口が直径1cmと狭いので、口の際などの細かい部分もピンポイントで照射できる優れものです。
ヒゲが太く、濃い人におすすめの家庭用レーザー脱毛器です。
ヤーマン レイボーテ ヴィーナス ビューティープラス
出典:ハイパワー×美肌 レイボーテシリーズ|光美容器|ヤーマンオンラインストア (ya-man.com)
脱毛しながら美容効果も期待できる「ヤーマン レイボーテ ヴィーナスビューティープラス」
日本人の肌の色に合わせて開発された脱毛器に専用カットフィルターを使用することで、刺激を抑制しながら、肌に潤いやハリを与えてくれる効果が期待できます。
肌にやさしいだけではなく、照射レベルを5段階から選んで照射することも可能。
さらに、防水効果があるので、お風呂でヒゲを剃った後にそのまま使用できるのも嬉しいポイントです。
ヒゲ脱毛したいけど、肌ケアもしっかり行いたい人におすすめです。
自宅での脱毛はヒゲが薄くなり生えるのが遅くなる。ヒゲ剃りを楽にしたいなら家庭用脱毛器を使おう!
本記事では、自宅でヒゲ脱毛するメリットやデメリット、家庭用脱毛器に期待できる効果や特徴についてご紹介しました。
自宅での脱毛は好きなときにできて、店舗に通わなくて済み、費用を抑えることができます。
一方、自分で脱毛しなくてはいけないので手間がかかり、永久脱毛はできないデメリットもあります。
家庭用脱毛器はヒゲを完全になくせないものの、ヒゲを薄くしたり、生えるスピードを遅くしたりできます。
「自宅で好きなときに、ヒゲ脱毛したい」「ヒゲ剃りを楽にしたい」という人は、家庭用脱毛器の使用を検討してみてはいかがでしょうか。
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